地方も高齢化は進みますが、高齢者の数は減って行きます。大変なのは都心です。高齢社会の現状Ⅰー東京大学成年後見人養成講座から

地方も高齢化は進みますが、高齢者の数は減って行きます。大変なのは都心です。高齢社会の現状Ⅰー東京大学成年後見人養成講座から

備忘メモ、まとめです。参考資料(図、表など)は、資料がアップされてから引用予定です。

日本の人口減少と高齢化ーー地方の消滅と都市部の高齢化

  • 2060年に高齢化率40%、人口は8600万人まで減少、若者1.2人で1人の高齢者を支える。
  • 人口が増えたのはこの100年のこと。今後100年かけて明治時代(人口4000万人)に戻って行くだけのことでもある。
  • 今後年間死亡数が増加する。現状の100万人から2039年には166万人へ。その後なだらかに減少
  • 高齢化の兆候は、30年前からあった。それは少子化。高齢化が問題となるには時間がかかる。だから、その前後は、「人口ボーナス」と呼ばれる期間がある(働き手多く、高齢者少ない時代)。一方でその間にしっかり対策を打っておかないと今後訪れる「人口オーナス」(ボーナスの逆)で痛い目に合う(日本)。
  • 地方は高齢者の数は今後減る。若者も減る。→消滅の可能性?
  • 高齢化が進むのは、都市部。特に埼玉・千葉。団塊世代が高齢者に突入(2012年から)。この世代が身体に支障が出てくるのが2025年(75歳後期高齢者)。其のときまでにソーシャルキャピタルで整備を。
  • 都市部の高齢化の特徴ー規模でかい、速度速い、地域にコミットしてこなかった世代(企業戦士)
  • 福祉施設・福祉サービスの絶対的不足ー医療介護不足

在宅医療・在宅介護の課題

  • 都市部の高齢者の生活ーー在宅医療・在宅介護が中心(施設の絶対的不足から)
  • 核家族(お一人様か夫婦のみ)の増加
  • 集合住宅暮らしが多い
  • 認知症の増加ーー現在460万人が認知症。高齢者の15%。認知症の方は、薬を飲み忘れているという問題も。薬で他の病気は良くなるのに。
  • 在宅では、ケアの在り方が分散ーー医療・看護・介護・財産管理(成年後見人)等。この中で社会化が実現されていないのが、財産管理(成年後見)。其の理由は、財源の問題(介護は保険制度あり。成年後見は保険制度なし。)や、市区町村の当事者意識の低さ(私人間の問題から首長申立で僅かながら変化でてきている)。
  • 核家族で認知症で在宅。財政危機。誰が見守るの?地域コミュニティしかない。ソーシャルキャピタル。連携、共生、つながりが大事になっていく。これは高齢者だけの問題ではない。全世代の問題。だから全世代・世の中のキーワードとして「つながり」が大事になってくるのだと思う。
以上です。
次回は、高齢社会の在り方についてです。成年後見の話はそのあと。背景が大事だと思います。

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