ドローン用パラシュートと無人航空機(ドローン)の飛行に関する許可・承認の審査要領

ドローン用パラシュートと無人航空機(ドローン)の飛行に関する許可・承認の審査要領

産業用のドローンなどを手掛けるエンルートは、ドローン用パラシュートの一般販売を開始した。システム価格は15万円から。

ドローンに搭載するパラシュートで、プロペラのモーターが非常停止した場合など、ドローンが落下した際の使用を想定。カメラやフライトコントローラーなど、重要な部分の損傷を抑える事ができるという。

参照記事はこちら
パラシュートが開いて落ちるところの映像はこちらです。

パラシュートが開くまで3秒

パラシュート展開から地上に到達するまで13秒

落下速度9.2m/s (33.12km)


 

ところで、このパラシュートは何のためか?

記事によるとカメラ等の保護のため、、とあります。

航空法の観点からは、無人航空機(ドローン)の飛行に関する許可・承認の審査要領が関係します。

地上の人及び物件の安全確保の観点から、DID上空、人または物件からの距離30mを確保できない飛行、催し場所上空の飛行において、第三者の上空を飛行する場合に機体に求められる追加基準として関係します。

すなわち、「飛行を継続するための高い信頼性のある設計及び飛行の継続が困難となった場合に機体が直ちに落下することのない安全機能を有する設計がなされていること。」が基準の一つとして求められます。

この設計の例として、「不測の事態が発生した際に、機体が直ちに落下することがないよう、安定した飛行に必要な最低限の数より多くのプロペラ及びモーターを有すること、パラシュートを展開するする機能を有すること又は機体が十分な浮力を有する気嚢等を有すること」が挙げられています。

もちろん、これだけでは第三者上の上空を飛行数rことはできません。

ただ、このスピードで落ちてくるとしたら、直感的に第三者が多くいるところの上空はやはり飛ばせない、というのが正直な感想です。

怖くて平穏に生活できない。

緊急時に限るとか、山間部等の第三者が存在する蓋然性が低いところに限るとか、利用者が同意しているゴルフ場に限るとか、そういうところから許可・承認し飛行させていくのが良いように思うのですがいかがでしょうか。

その間に技術革新が進み、少しでも落下する確率が減ること、安全確保の手段が生まれることを期待したい。

 

無人航空機(ドローン)の飛行に関する許可・承認申請サービスはこちらです⇩

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